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子どもの足と靴選び【2】

ウォーキングトレーナー、M.MOWBRAY SPORTSアンバサダーの池田ノリアキ氏解説による「靴の選び方」シリーズです。

今回は「子どもの靴選びvol.2」です。

「子供の靴選びvol.1」はこちらぜひご覧ください。

子どもの靴選びについて、こんな疑問はありませんか?

・靴選びの基準って?

・高い靴を選べば正解?

・サイズが合うってどこをみたらいい?

この記事を書いている筆者も1歳の子どもがおりますが、きちんと理解できてはおりません。


それゆえに、靴のデザインと価格のバランスなどで決めてしまうことも…。

子どもの成長は早く、足もすぐ大きくなります。

せっかく購入した靴もすぐにサイズアウトしてしまいます。

少し大きめを買って履いてもらおう…という考えにも繋がりますよね。

子どもの足にあった、履きやすい靴を選んであげた方がよいことは分かっていても、

その理由が明確になることで「子どもの靴」も意味を持って、選びやすくなるかもしれません。

今回の講義では、「子どもの成長と靴の役目」、靴選びと子どもの成長の関係についてです。

生まれてから10歳まで、とくに3歳~7歳の靴選びが子どもの人生にも大きく影響!?とも言われているようです。

それでは、池田さん!解説よろしくお願いいたします。

【子どもの成長と靴の役目について】
今回は、子どもの成長と靴の役目、機能性について解説します。
※参考:ASICS KIDS SHOES

▢ 一番大事なのは、「子ども靴は、単に大人の靴をサイズダウンした小さな靴」ではない

生まれてから、ハイハイ、立つ、よちよち歩き、しっかり歩く、走る など、子どもの成長に応じた構造や機能性を最優先に作られているのが子ども靴の特長です。子どもの成長ステージに応じた最適な靴選びは保護者の皆さんにとって大事な役目です。


※参照:「子どもの成長と靴の役目」

▢ 歩き始めの靴は、つまづきにくさが求められる

歩き始めは、上半身と下半身左右同時に使った「同側二軸歩行」と呼ばれ、
両手を広げてバランスを取る不安定なよちよち歩きで、左右外側に体重がかかりやすい傾向があります。そのため歩き始めの靴にはつまづきにくい構造が求められるので、つま先や靴底周辺のエッジを丸くしたり、脚力が未熟な幼児が歩きやすい構造になっています。

▢ しっかり歩けるようになったら、足を守るクッション性が大事

よちよち歩きが進化すると体の中心(頭から真下へ)軸による大人と同じ「一軸歩行」へ、
しっかり歩きになって基本的な歩行運動が完成していきます。この時の足の動きは「あおり動作」と呼ばれ、かかと着地からつま先へ重心移動をスムーズにします。


この「あおり動作」を促進するのが靴底の屈曲性で、踏み付け部~足指部が楽に曲がる機能性が求められます。この頃から走り始めるので、着地衝撃から足を守るクッション性も必要なシューズ機能になってきます。

▢ 運動量の増加する3歳~7歳は、靴の中でブレないフィット性が必要

走り始めた3歳~7歳が運動量の増加とともに最も運動神経が発達する大事な成長期間と言われています。「快適に歩く、走る」といった子ども靴の役目が重要になるということです。中でも、足裏アーチの形成に有効なのが歩く走ることです。靴の中で足がブレないフィット性は快適に運動するために必要な機能性になってきます。


小学生になると、走る跳ぶ投げるなど様々な運動をする機会が増えるため、子ども靴にはスポーツシューズとしての基本機能が必要になります。

つまり、子どもの成長と靴の関係は深いので、前回のブログにて、スキャモンの発育曲線で解説したように、最も運動神経が発達する3~7歳頃の靴選びが運動含め、6つの機能「視覚・聴覚・言語・手・触覚・運動」を高める効果に影響すると考えられます。

今回は、ここまでとなります。今回の講義はいかがでしたか?

▢ 子ども靴サイズのリスク

▢ 靴選びで気をつけたい年齢

▢ 靴の買替えタイミングとサイズの目安

について次回、詳しく解説していただきます!

ウォーキングトレーナーM.MOWBRAY SPORTSアンバサダー 池田ノリアキさんの次回の講義もお楽しみに!